オーストラリアに居住している日本人の人口の最新のデータは、2021年のオーストラリア国勢調査によると約93,000人です。この数字には、ワーキングホリデーや学生などの一時滞在者も含まれています。その中で、様々な職業に就いています。
今回の記事では、オーストラリアに移住している日本人永住者の職業についてお伝えしていきます。これからオーストラリアで永住権を目指す方もぜひ、参考にしてください。
⚫︎どんな業種が多い?
職種としては、観光をはじめ、飲食や小売、清掃などのサービス業が圧倒的に多いと思われます。中でも飲食店は、日本食人気の高さから、レストラン業を営んでいる日本人が多いです。執筆者の私も現在、オーストラリアに住んでいるのですが、日本食レストラン数の多さには驚きます。実際に寿司屋さんなどは、都会を離れた場所でも見かけます。
近年においては、コロナのパンデミックの影響が大きく左右している現状…。減少していた語学留学やワーキングホリデーの渡豪が回復してきた為、留学エージェントなどの教育・学習支援業が増加傾向にあります。
⚫︎気になる!職種について
各地域の主要産業によりますが、人口が集中する都市部においての日本人永住者の職業は以下が挙げられます。
- 自営業(フリーランスを含む)
- シェフ
- キッチンハンド
- ウェイター
- マッサージセラピスト
- クリーナー
- 看護師
- 介護士
- ビューティシャン
- ネイリスト
- 政府職員
- 保育士
- 販売員
- 美容師
- IT系エンジニア
- 会計士
- フォトグラファー
- 自動車関連
上記の中には、資格を必要とする職業も多いです。中でも、看護師や政府職員は非常に高い英語力を必要とされるため、日本人永住者の中でも難関な職業になります。オーストラリアは、日本と同様にその職業に必要とされる資格を持った人が仕事を得るのに有利です。もし、就きたい職業があったとしてもその職に応募する際には、有資格が必須条件になっていることがほとんどとなっています。求められている資格がないと応募すらできないことが多いので、資格取得に励む方も多いです。
⚫︎日本で取得した資格は使えるの?
日本人永住者がオーストラリア人と同じような環境の職に就こうとすると、英語力が求められる職種が多く、コミュニケーション能力がキャリアの進展に影響を与えます。資格においては、互換性の問題で日本で取得した資格がオーストラリアで認められない場合があることを確認しておきましょう。また、職場での文化の違いに対する適応力が求められることがあります。また、特定の職種(例えばIT、医療、教育など)では日本人のスキルや経験が高く評価され、需要が高まっています。
⚫︎最後に
全体的に日本人永住者はオーストラリアの多様な職業分野で成功を収めており、その経験やスキルを活かしてキャリアを築いています。今回の記事を参考に移住を目指す人たちの目標が広がりますように。
※この記事は、2024年6月時点の情報をもとにしています。